400字の生活

とある大学生の日記

今さらながらも

 

 就活を通して学んだのは、皆よく考えてこの世を生きているということ。私は表面ばかりに目がいきがちで大切な中身を全く意識していなかった。

 

 誰もがこの世界を全うしようと企み悩み、時に苦しみ、遊びふざけながらも生きている。テレビばかり観て育った私にはその遊びや言葉や見た目だけで、人を判断してしまっていた(もちろん、テレビの人たちも努力しているが、それは見えない)。

 

 中学の時に感じた、「大人は何にも考えてねえ」という感情はどこかへ吹き飛んだ。大人は頑張っている。働いて金を稼ぎ、気を使って、叱られて、謝って、不安になって、考えて、貯金して、家族を養って生きている。社会人ってものすごく大変じゃないか。

 

 二十代は一生懸命働こうと思う。岡村ちゃんも「ストイックはセクシー」って言ってた。スマップは売れない時期を過ごし苦労したから今がすごくカッコイイ。ゼミの先生は男は三十からだと言う。なんだ、働くってカッコイイじゃん。