400字の生活

とある大学生の日記

靴連れと距離

 

 昨日、一ヶ月ぶりに彼女に会ったら、またすぐに会いたくなってる。昨日の夜は会いたくてドキドキ動悸がして眠れなかった。キューシンくれ。そして嫌でも考えなければいけなかった。僕がしなくてはいけなかったこと、僕がしなくてよかったこと。

 

 彼女は靴連れを起こした。それも両足。言われるまで全然気づかなかった。竹薮を散策しようと言った時、足が痛いから。。。って。何時間も連れ回してしまった私の鈍感さと言ったら。確かに足を気にしていたり、階段を上り下りするのを見ていた。なのにだ、何も気を利かせたことが出来なかった。

 

 私と彼女の距離感。一メートル。大体そんな長さで離れて歩く。お互いの恋人感は薄い。公園を歩くくらいならもっと身を寄せ合ってもいいと思う。電車で3時間とか。はるばる来てくれたのに、照れて距離が出来るって。話すばかりだったし。

 

 次に会うときはもっと良い男になっていると約束したい。その為にはしばらく妄想の世界から飛び出して毎日を堅実に生きようと思った。思ったのだった。