400字の生活

とある大学生の日記

社会から役に立ちたい、チャレンジ精神旺盛な人材は私だ!しかし、私ではなかったみたい。

 

 お祈りメールを見て、辛くって気づいたらCS。誰も当てにできない。「こんなに頑張ったんだ。全然報われなかったよ」。そうした不毛な報告だった。

 

 家では、父母が落ちた企業についていろいろ質問してくる。選考が進んでいると思っているみたい。バイトではここ一か月全然入れなくって、嫌われだした。ゼミでは内定先が一つも出ていないのが私だけになった。彼女は全然会ってくれないし、時間が合わない。単位もいくつか、さいなら。

 

 こんな苦しいなら、やらなければよかった?そんなことはない。金を無駄にし、精神を削り、バイトと遊びを犠牲にしながら、自分が磨かれているのがわかる。一生懸命バリバリ皮を剥いで、羽を伸ばしている。自由が欲しい。

 

 生きる自由。それは、「人から生きていい」と思われるような、そんな権利。自分が社会に役に立つんだって証明できるもの。それはスーツの胸についた小っちゃいピンバッジでもいいし、四角いカードでもいい。ただ今日を確かに生きられるだけの安心がほしい。