400字の生活

とある大学生の日記

22歳のリアル

 就職活動だ。終わったーとの声も聞こえる六月の頭からスタートする私の就活事情。不安でしかない。四社なんとなく受かる気がする会社があって、そこを逃すともうどうしようかしら。沖縄行こうか、インド行こうかなんて現実逃避の妄想を繰り返す。

 

 もしここで道を間違えたら、この大学4年間はなんだったんだろう。海外留学も、サークル活動も、バイト経験もなんだったんだ。こうした時間は確実に私を育ててくれたのだが、それでも受からないこともあるのも十分に理解しておかないと。苦しい。もし私が良い会社に内定しなかったら彼女は私から去るだろうか。去るなら去れば良い。あああ自分をいじめているようで辛い。

 

 何分の一?ほとんどの挑戦者は笊からこぼれ出る水のようにシンクにたたきつけられる。笊に引っかかるのは必死に抵抗する者のみ。全力で立ち向かって駄目なら仕方ない。後悔しないように全力で粘着してやるわあ!